2004年07月15日22時52分56秒

『球人』 [ 5秒で読もうと思えばできなくもないもの ]

 球人というのは、その名の通りしなやかな長い足の生えた球である。直径一メートルほどの白い球に、モデルのような曲線美の人間の足が生えているのだ。飲み明かした明け方、駅に向かって歩いていると、人気のなくなった繁華街の狭い道を球人がヒタヒタと向こうから歩いてくる。朝もやの立つ清冽な空気のなかを、真っ白な球人が裸足で競歩の態勢で歩いてくるのは、少し怖いようで、不思議と清清しいものである。球人は朝っぱらから何をするかというと、道端に落ちたゴミをじっと眺めたり、カラスが群れているゴミ捨て場の側で佇んだり、餌場を荒らされると勘違いしたカラスたちに突付かれたりしている。カラスに突付かれても、球人は無表情(どこが顔だかわからないが)で、静かに、耐えながら佇んでいる。よくわからないが、そうせねばならないのが球人の生き物としての本能なのだろう。しばらくカラスに攻撃されながら佇んだあと、球人は、また競歩で次のゴミ捨て場やゴミの落ちている場所に向かう。小走りし、時に立ち止まり。そんな様子を横目で見ながら私は駅にむかう。とくに詮索したことがないので、球人が結局どこに向かうのかわからない。

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三語一行「ねば だし ゅう」
うーん、途中で眠くなって、こんなんで終わってしまった^^;
もう少し膨らましようもありそうだけど。まあ

Posted by kakimi at 2004年07月15日22時52分56秒 | コメント(0) | Trackback(0)